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7月, 2025の投稿を表示しています

金子誠(日本ハム)選手の応援歌

それ行け島田 突っ走れ 自慢の足で かき回せ 狙いは誠 絶好球 飛ばせ遥か スタンドへ 島田誠→金子誠と流用されている応援歌 のんびりとした余白のあるメロディで北海道の広々としたのどかな雰囲気とマッチしています。 個人的には「狙いは誠」とはなんぞや、と思うわけですが、名曲すぎるが故に全く気にされていない印象を受けます

柴田竜拓(横浜)選手の応援歌

狙い澄ましたミートと 巧みなグラブ捌きは 努力というかけらの 結晶の証だ 2017年にブレイクし、日本シリーズでの汎用応援歌が印象的な柴田選手ですが、2018年に応援歌ができました。 選手の特徴をうまくとらえているものの、最後の「結晶の証だー」と伸ばす部分がどうしても間延びする印象を与えてしまいます。また、細かい点ですが、「かけら」が平仮名表記であるのも少々ダサさを感じてしまいます。 巷で苦言を呈されている歌詞自体に対する違和感は個人的にはそこまで気にならない一方、もうひと工夫あればかなり化けたのではないかと思います。

山本泰寛(巨人)選手の応援歌

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  現在中日で大活躍中の山本選手ですが、巨人阪神中日の老舗3球団に所属経験のある珍しい選手でもあります。 今回は巨人時代の応援歌ですが、はっきり申し上げますと、巨人の悪いところが出てしまった、盛り上がりに欠ける出来になっています。倒置法になっており、歌詞の工夫はみられるものの、山本選手のプレーからはあまり泥臭さは感じられず、どちらかといえば淡々とプレーしているように感じるのですが… 結局コロナで使われないまま阪神移籍となりました。

【番外編】ゆうけい さん【応援歌投稿者さんの紹介】

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  ゆうけい さんは、主に、テーマ打線1‑9を中心に投稿されている注目のYouTubeチャンネルです。投稿頻度は短めの動画を週に数本〜月に数本程度と、比較的ゆったりしたペースです。 選手やチームごとに応援歌を1番から9番まで順にメドレー形式で構成した動画が中心で、代打がたまにある程度です。たとえば「【応援歌1‑9】投稿主がノスタルジーを感じる応援歌で1‑9」や、「【応援歌1-9】スローテンポで歌いたくなる応援歌で1-9」など、選手の特徴というよりは応援歌の特徴を踏まえた動画が多く見られます 。 活動は主にYouTubeに集中しており、コメント欄への返信もあまりなく、やりたいことをマイペースに活動されている印象です。 個人的に音源がすごく好みで、この独特の音は「テュー」と表現するべきでしょうか。本当に他の投稿者では見られない音が耳に残ります。ハモリも控えめながら、音がハッキリしているため、非常に聞き心地が良いです。

小野公誠(ヤクルト)選手応援歌

ツバメの夢乗せて 空高く飛ばせ公誠 みんなのこの気持ち ホームまで届け ヤクルトらしいキレイめのメロディの応援歌 特に5-8小節目のどこか遠くへ行ってしまうようなメロディで「ホームまで届け」と歌っている歌詞は感動ものです

【番外編】テンランガー さん【応援歌投稿者さんの紹介】

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  テンランガー さんは、YouTubeでプロ野球の応援歌を中心に取り扱う人気チャンネル「テンランガー応援歌2 tenlanger 2」を運営されています。チャンネル登録者数は約3,600人、動画は選手別応援歌の検証や復刻応援歌メドレーなど常時多数投稿されており、現在ではおよそ900本以上の動画を公開されています。  投稿頻度は週に数本〜月数本程度とコンスタントで、新旧問わず様々な応援歌を取り上げています。以前は、普通に応援歌単品や1-9などを投稿していましたが、最近は2つの応援歌を同時に流してどのくらい良いハモリが生まれるかを「検証」するシリーズが人気です。この検証シリーズは、他のチャンネルではほとんど見られないうえ、最近はこのシリーズに特 化しつつあり、他のチャンネルとの差別化ができている印象です。  また、この検証シリーズのリクエストにも積極的に応えており、視聴者が似ていると感じた応援歌を次々に検証しています。  動画内容は主に打ち込み主体による編集で、カラオケのように音程を表示する動画がほとんどです。これも他のチャンネルはほとんど見られない構成となっています。  

チャンステーマ3(中日)

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オオオーオオーオーオーオオオー バットに思い込めて オオーオオーオーオーオオオーオオ Dragon Soul 見せろ このスタンドの声が 君の力になる 恐れずに振り抜け Woh Woh Woh (打て 打て 打て 《選手名》) 中日では数少ない明るい曲調のチャンステーマ。 「このスタンドの声が 君の力になる」の1フレーズだけでも涙が出そうになりますが、この歌詞から終盤にかけて少しずつ音域が上がっていくのが、感情の昂ぶらせる作用を持たせているかもしれません。 強いて言えば「Dragon Soul」を歌うタイミングが、直前の「オオ」と混ざりやすくなってしまうのが注意点。 個人的に、セリーグでは最も好きなチャンステーマです。

正木智也(ホークス)選手の応援歌

狙い研ぎ澄まし 殊勲の一打を 高らかに放て 正木の一振りで 2025年度の新応援歌として生まれたこの曲ですが、ダイエー時代の渋さを彷彿とさせる名曲に仕上がっています。 歌詞もホークスらしくなく、程よいかっこよさを漂わせていると言えるでしょう。

【番外編】Play Ball × Piano ♪ さん【応援歌投稿者さんの紹介】

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 Play Ball × Piano ♪さんは、野球応援歌をピアノで美しく演奏する人気チャンネルです。投稿頻度は月に1〜2本と控えめですが、ときおりライブ配信でファンのリクエストに応えて即興演奏も行われます。ただしライブはアーカイブが残らないため、見逃したくない方は事前に通知をオンにしておくことを強くお勧めします。  活動はYouTubeに加え、XとTikTokでも積極的に行われており、各プラットフォームで、ファンとの接点を大切にされています。youtubeのコメント欄でも比較的活発に視聴者に返信されている印象です。  使用される音源はピアノの生演奏のみで、応援歌に繊細で透明感のある新たな表情と深みをもたらしているのが特徴です。このチャンネルを運営されているmanaさんは音大卒であり、その腕前をふんだんに表現されています。  私が特におすすめしたいのはショート動画「太田椋選手〈オリックスバファローズ〉の新応援歌を、かっこよく勇ましくピアノで弾きました。」で、この動画では、ピアノの音の柔らかさと力強さの両方を味わうことができ、普段の応援歌とは異なる新鮮な印象を応援歌に与えています。  ちなみに、野球の応援歌を知ったきっかけは、「BuffaYell」だそうです。

【番外編】onetaku さん【応援歌投稿者さんの紹介】

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  番外編として、youtubeで応援歌を投稿している方の紹介を行います。  onetakuさんは、プロ野球応援歌を中心に投稿している人気チャンネルです。投稿者のonetakuさんは、普段は月に2〜4回程度のペースで動画を投稿しています。コメント欄やXで視聴者との交流も頻繁に行う印象です。  音源は主にDTMによる打ち込みアレンジで、最近は音の重なりに厚みがあります。初期はバンブラを使っていたこともありました。  「オクターブ跳躍のある応援歌で1-9」など応援歌を音楽的側面から捉えた動画や、応援歌とアイマスを関連させた動画が比較的多いです。元々この方は楽天ファンのため、楽天の全選手応援歌も定期的に投稿されています。  この方を代表する動画として、「応援歌人気ランキング」があり、視聴者にアンケートを取って得票数順に発表していく形式の動画となっています。

若手野手汎用応援歌(広島)

頂上突撃 (選手名)! 命 燃やせ (選手名)! 強く高く 跳ねろ若鯉  【熱く 燃えろ (選手名)! 熱く 燃えろ (選手名)!】 広島野手汎用の一つ。プロ入り1年目~4年目までの若手野手汎用テーマとして使用されます。 若手を若鯉と表現し、期待感を持たせるノリの良い応援歌に仕上がっているのではないでしょうか。 汎用テーマは誰もが対象になりうる応援歌なので、没個性的になりやすいのですが、コールを特殊にすることで、その課題にうまく対応しているのではないでしょうか。

松井稼頭央(楽天)選手の応援歌

東北の大空に 新たな歴史描け 燦然といつまでも 輝き続けろ メジャーから日本球界に復帰し、前所属球団の西武ではなく楽天を新天地とした松井稼頭央の応援歌 歌い出しから「東北」というワードを使い、楽天の松井稼頭央というイメージを定着させたいのがうかがえます。 「燦然」というワードは意外と使われることが少なく、唯一無二の強いイメージを植え付けています。 曲調は、この頃の楽天らしく切なめ、いや、ベテランゆえの切なめでしょうか。どこか哀愁漂う雰囲気ですが、堅い守備で渋い活躍を見せ、楽天を初の日本一に導くことになります。

茶谷健太(ロッテ)選手の応援歌

(演奏)オイ!(演奏)オイ! (演奏)ぶちかませ茶谷 歌詞はとてもシンプルながら、なぜか印象に残る応援歌 近年の長い応援歌ではなく、昔らしいシンプルなロッテの雰囲気が出ています どうやら応援歌の中では珍しいキーのようで、独特な雰囲気も合って密かに人気の一曲ではないでしょうか。 ちなみに、木村由姫の「Your Way, My Way」が原曲です。

大宮龍男(西武)選手の応援歌

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竜巻ハリケーン砂嵐 ホームベースでカットする 任せたぜ大宮 ホームラン ホームベースを守り抜け ホームベースでカットする 任せたぜ中嶋 ホームラン 空に高く虹を架け 希望(ゆめ)のアーチを描く時 任せたぜ中島 ホームラン 他の使用歴は、中嶋聡、細川亨 1作目、中島裕之(関西版)などがあるようです。 終盤の盛り上がり方から最後はオク上で終わるのかと思えばオク下で落ち着いて終わるという西武らしい独特な応援歌となっています。 ワードセンスもなかなかで、竜巻ハリケーン砂嵐はともかく、ホームベースでカットするとはどういう状況を表しているのでしょうか… キャッチャーではない中島への流用は歌詞変更の塩梅もうまいですね

五十嵐亮太(ホークス)選手の応援歌

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スクルメタの投げる そのボールは スタンドのファンを 魅了する 迷わず立ち向かえ 行け柳川 努力の数だけ 今輝け 快速剛腕で 行け五十嵐 火を噴くその球は 打てはしない スクルメタ→柳川→五十嵐という流用歴の多い投手応援歌 筆者が初めて聞いたのは五十嵐選手の応援歌でしたので、「打てはしない」という響きとなんとなく調子の外れた音程で終わる感じが変だなと思っていました。 しかし、柳川の応援歌を聞けば、歌詞も相まって少し切ない感動が生まれるのは不思議ですね。 スクルメタの歌詞も「魅了する」の部分が音程の雰囲気とあっているように思えます。 歌詞次第で曲の良さがかなり変わってくることを実感できる応援歌です。