投稿

6月, 2024の投稿を表示しています

上坂太一郎(阪神1作目)選手の応援歌

男の勲章は 光る汗 ただひたすら行け 上坂太一郎 詩的な歌詞がとても素敵な応援歌 汗を勲章として捉える的確なたとえがとてもおもしろく、ワードセンスが光っています 「行け」のところをどこまで伸ばすかいつも迷いながら歌っています

石井琢朗(横浜2作目,広島)選手の応援歌

駆け抜けるスタジアム 君の勇姿 明日の星を掴めよ 背番号0 駆け抜けるスタジアム 君の勇姿 明日の星を掴めよ 石井その手で 石井のこの応援歌は2作目のもの 1作目は日野の流用でした 使用初年度こそ「背番号0」の歌詞でしたが、2年目以降は「石井その手で」に落ち着きました 広島に移籍したあとも曲は継続して使用され、現役最終打席を横浜スタジアムで迎え、360°から応援歌の大合唱を受けました。 カープファンの琢郎コールと横浜ファンの歌唱が混ざり合う光景は球史に残る光景でしょう

清田育宏(ロッテ)選手の応援歌

GO! 清田 清田 全力で飛ばせ GO! 清田 清田 全力で走れ ラララ… 今こそ清田育宏 大空高く 野球以外の話題で有名になってしまった清田選手ですが、ロッテらしい疾走感のあるメロディは聴き応えがありました ロッテにしては珍しく、原曲のない完全オリジナルの応援歌であり、歌詞もキーもノリノリで歌えるようなものだったために、清田選手の行動により今後流用の可能性もほぼなくなったのが非常に悔やまれます

南渕時高(ロッテ)選手の応援歌

気合を入れろ 南渕 気迫でぶちかませ 南淵 闘志を燃やせ 南淵 など 2小節の応援歌で、歌詞もいくつもパターンがあるというロッテオリオンズらしい応援歌となっています しかしどの歌詞も根性論なのも面白いですね 「みなみ〜ぶ〜ち〜」も地味にツボ

大豊泰昭(中日1作目)選手の応援歌

君のパワーで ここまで飛ばせ さあホームラン 大豊大豊 シンプルな歌詞、シンプルなメロディー 歌詞を詰め込まずにプレースタイルを想起できることと、7,8小節目の名前の連呼が良い味を出している 全体的に休符が多く、良いバランスでリズムを作り出すことができているのだろう

宗佑磨(オリックス)選手の応援歌

胸の奥で熱く滾る 想い全て出し切れ 壮絶な争いに 勝ち残れ最後まで 胸と宗がかかったうまい出だしから始まりますが、実は川端崇義選手の流用 元からある歌詞から宗選手にあったものを探したとなると熱いですね 1回目のみ「むーねーのーおくで〜」と歌い、2回目以降は「むねのおくで〜」と歌うという珍しい注意事項があり、凝っているなと感じさせられます また、争いに勝ち残るというのは、旧平野選手の応援歌の「内野戦争」を想起させ、レギュラー争いのようにも捉えられますが、レギュラーを勝ち取った宗選手が今後どこまで活躍するのか見ものです

高信二(広島1作目)選手の応援歌

レッドパワーで白球 打ち砕け 赤いウェーブ起こせ 燃えろ信二 前回に投稿した高選手の1つ前の作品にあたります。 広島らしく赤を前面に出した歌詞となっており、熱さを感じるメロディとなっています。 「白球」と「打ち砕け」の間にある休符の部分がいい味を出していると思います。

投手汎用(阪神)応援歌

かっ飛ばせ◯◯ かっ飛ばせ◯◯ かっ飛ばせ◯◯ かっ飛ばせ◯◯ 現在使用されている応援歌で最もシンプルであろう歌詞 メロディも最後の方がなんとなく間抜けな感じを醸し出しているが、そこが阪神らしいといえばそうなのかもしれない 強いて言うなら、7,8小節目のみ「かっとーばせー」と歌い方のリズムが少し違うのがアクセントとなっているか

石川雄洋(横浜)選手の応援歌

栄冠掴むその日まで 恐れず飛び込めベースへ 君の熱き血潮で 燃えろ雄洋 まず1小節目「えいかーーーん」と伸ばす音が非常に特徴的 3,4小節目の「飛び込めベースへ」という倒置法もアクセントとなっている さらに、6小節目の「血潮」という珍しいワードも横浜の応援歌として見るとベストだと感じる 最後の7,8小節目は「燃えろ雄洋」と韻も踏んでおり、どこを切り取っても見どころがある応援歌であると感じる

北川博敏(近鉄・オリックス)選手の応援歌

イメージ
狙いを定めて飛ばせ 気合の一打 快音響かせ 白球飛ばせ空へ 奇跡を呼び込む男 笑顔で決めろ 快音響かせ 白球飛ばせ高く 皆さんの馴染みのある歌詞は2作目のもので、北川選手が例の代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームランを打った翌年から歌詞が変更されたものです 明らかにその試合を意識した内容の歌詞となっていますが、今でも語り継がれる名シーンであるため、ここまで意識するのも当然のことだと思います 北川選手はその後レギュラーとして定着し、当時対戦相手だったオリックスに合併後もこの応援歌が演奏され続けました ちなみに、引退試合では、当時流れていたチャンステーマ「チャンステーマ1」(暴れん坊将軍)が演奏されました

有田修三(巨人)選手の応援歌

嵐のブロック男だ有田 要塞守る男だ有田 男は背中で物を言う ホームランホームラン有田 歌詞の詰め込みと名前の多用という、昔の巨人らしい応援歌 コリジョンルールの採用により、ブロックを肯定的に歌った応援歌は今後生まれることはないでしょう 嵐のブロックという独特なフレーズですが、昔の野球はそれほど激しい衝突が日常茶飯事だったのだろうと予想されます 応援歌に時代背景まで取り込まれている例とも言えるでしょう