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3月, 2024の投稿を表示しています

中野拓夢(阪神)選手の応援歌

強い気持ちで 勝利を目指せ中野 さあ夢を拓け 打て走れ中野 阪神は歌いやすさを全面に押し出した応援が持ち味だが、この応援歌の序盤の低音はやや歌いにくさがある。徐々に音程があがっていくものの、若干の物足りなさもある印象が強い。しかし、コツコツ安打を積み重ねる選手の特徴とはマッチしており、無理に誇張した応援歌でないのが個人的には好印象。 「拓け」はもちろん名前から取っているが、「夢を拓け」というフレーズはなかなか見ないため、名前の部分を目立たせるのに一役買っているだろう。 ちなみにコールは「かっとばせー!中野!」ではなく、「中野!中野!」と地味に特殊コールとなっており、選手への期待が相当厚いものだったとうかがえる。

島内明宏(楽天2作目)選手の応援歌

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ここで島内 勝利の一打 オオオ… オオオ… 楽天応援団の体制変更直後にできた応援歌 当時は、あまりにもシンプルな歌詞への変更に対して、これまで貢献してきた私設応援団の軽視も相まって、批判が相次いだ その経緯もあり、シーズン直前に一部応援歌を元に戻したが、この応援歌は継続しての使用が発表された 当然、元の応援歌へ戻すように要望する声もあったが、B−モレル氏によりこの癖のある応援歌の魅力が広まっていき、そうした声は徐々に減っていった 今では、onetaku氏企画の応援歌ランキングで3位になるほどの人気を誇っている

落合博満(日本ハム)選手の応援歌

激しい闘志が 心に舞う 不敗人生の道 ここにあり 晩年の名選手によくあるマイナー調の応援歌 序盤のどこかしっくりこないフレーズでさえも唯一のもののようでかっこよく聞こえてきます 不敗人生というには惜しい成績だったかもしれませんが、功績を背負いながら戦っている姿を感じることができます

【お知らせ】記事中の球団名について

前々から球団名の取り扱いについて悩んでいたのですが、以下のように取り扱いを定めます。 ・タイトルでは以下【】内の名称を使用。名称変更前の球団は、名称変更後の球団名を使用。(ただし、阪急ブレーブス、オリックスブレーブス、オリックスブルーウェーブ、オリックス・バファローズは「オリックス」を使用し、近鉄バファローズ、大阪近鉄バファローズは「近鉄」を使用する。) 【巨人、阪神、中日、広島、ヤクルト、横浜、ホークス、ロッテ、オリックス、近鉄、日本ハム、西武、楽天】 ・文中では、当時の球団名を優先的に表記する。 ・タグでは現在の球団の正式名称を使用。名称変更前の球団は、名称変更後の球団名を使用。(ただし、阪急ブレーブス、オリックスブレーブス、オリックスブルーウェーブ、オリックス・バファローズは「オリックス・バファローズ」を使用し、近鉄バファローズ、大阪近鉄バファローズは「大阪近鉄バファローズ」を使用する。)

斉藤秀光(オリックス)選手の応援歌

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力尽く限りに この夢を叶えるため 汗涙流して 道は唯一つ 受験や卒業に合わせて応援歌の動画を投稿していらっしゃる方がいますが、そのようなテーマに合いそうな応援歌 正直選手の特徴は出てきませんし、なんなら野球と関係ない歌詞ですが、そのような歌詞のほうが寧ろ身近に感じることができるかもしれません メロディに目を向けると、最後が高い音で終わるというなかなか特徴的なものになっていますが、他の曲に埋もれないようにするにはこのような工夫も必要だったかと思われます

礒部公一(近鉄)選手の応援歌

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心熱く燃やせ 〈今だ〉力込めて飛ばせ 敵を〈叩け〉 強打〈かませ〉 勝利のために (〈〉内はシャウト) 応援歌にハマってくれた私の友人が最も気に入っている応援歌です 近鉄らしいシャウト入りの応援歌であり、譜割りのテンポの良さもあって、ノリノリで歌うことができます 音色も短調気味でありながら、盛り上がりや歌いやすさもバランスが取れており、完成度の高い作品でしょう 流用歴はございませんが、流用に寛容なオリックスで、ぜひどなたかふさわしい方が見つかると良いと願っています

北村拓己(巨人)選手の応援歌

切り拓いた道の先に 描け理想の姿 己の力で挑めよ この舞台で 今日道を歩いてたらこの応援歌が頭に流れてきて、どこの球団かもわからずしばらく復唱していました 何故か山本泰寛選手の応援歌が思い出されたあとに、「拓」という字が名前から取っていたのを思い出して、北村選手と思い出すことができました(私の贔屓が巨人なのに…) 巨人らしく単純な譜割りと歌詞、独特のキーでありますが、口ずさむのにはもってこいなのかもしれません。

渡邉博幸(中日)選手の応援歌

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鋭い一振り グランドに嵐呼べ 誰にも負けない闘志 この一番で どこか切なげな曲調でありながらも、力強さを感じる歌詞が絶妙なバランスを保っていると感じる 「この一番で」というような表現は口語ではあまり使われませんが、巡ってきたチャンスをものにする姿を容易に想像することができる ところで、同じ時期の立浪の応援歌は「グラウンド」という単語が歌詞にあり、これまた紛らわしい…

大島洋平(中日1作目)選手の応援歌

今この時 お前が駆け抜ける 道は一筋 輝け大島 語彙数の少ない応援歌は間延びしやすく、疾走感をもたせるのは難しい場合が多いが、音程の起伏で起承転結が表現されており、リズミカルな歌い方も相まって爽快な光景を演出できている 特に「道は」は最高音と最短音が同時に現れており、この応援歌全体を引き締めている

水田圭介(西武)選手の応援歌

勝利の神を ここに呼び込め 快音貫き飛ばせ 遠くどこまでも 歌詞だけを見ても美しいが、メロディの穏やかで澄んだ響きを聞けば癒やされること間違いない 決して高音に頼っているわけでもなく、静かなメロディではあるものの、心を揺さぶられるその魅力は今の自分では言葉にならない 序盤の「神」というワードチョイスが安直にならずに、荘厳な雰囲気に包まれている絶妙なバランスを保っていると思う

藤川球児(阪神CD版)選手の応援歌

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土佐の荒波 背に受けて 虎の強さを見せてやれ 藤川球児 コンパクトな歌詞をさらにぎゅっと詰めたような歌い方をする箇所があり癖になる 特に、「虎の強さを見せてやれ」のリズム感がすき 「球児」の部分の音程が震えるように切り替わる部分は、プロ野球応援歌が音楽の種類の1つなんだと再認識する箇所である。 CD版の応援歌、ひいては能見選手のように実戦で使用される応援歌ももっと増えることを切に願う